ウィッグでも医療用のものは価格の安さだけでなく品質も大切
ウィッグでも名前に医療用とつけば、何か値段の安さだけで選んではいけないような気がします。なぜらなら医療用と聞けば、病気や健康に関係するものだと思うからです。
つまり病気をケアしたり、健康を維持したりするために使うものだからです。したがって身体に良い影響を与えるものでなくてはならず、間違っても害を与えるものであってはならないのです。
医療用ウィッグの目的は乳がんなどの治療で用いる抗癌剤の副作用によって起こった脱毛をケアしたり、痛んだ頭髪を隠したりする目的で使うものです。したがってケアの目的に対してはそれなりの医療的な効果がなければいけません。それに痛んだ頭髪を隠すといっても、女性が身につけるものですから、それなりのオシャレ感覚やファッション性が必要です。したがってそれら二つの要素を兼ね備えるとしたら不通のウィッグより品質が良くなりますから必然的に製造コストも高くなります。
したがって値段もそれなりに高くなるのが普通と考えられるのです。それ故に医療用ウィッグで値段の安い商品を見ると一抹の不安を感じます。
つまりこんなに安くて、品質の方は大丈夫なのだろうか、という風にです。
安い医療用ウィッグだと言っても必ずしも品質が悪いわけではない
物の製造にはいろいろなパターンがあります。つまり同じ大量生産でも、多くの品種を作る場合と少ない品種を作る場合です。これを言い換えれば多品種大量生産、少品種大量生産というふうになります。
医療用ウィッグは後者に当たります。つまりこれを作るメーカーは医療用ウィッグだけに特化しているため品種が少なくなるのです。そのため多品種大量生産に比べて製造コストがうんと安くなるのです。
値段が安いからと言って品質を落とすようなことはないのです。値段が安いのは医療用ウィッグに特化して生産を合理化したからこそ為しえたのです。それに販売手段として通信販売を採りいれたため、販売経費が大きく削減できたのも低価格が実現できた大きな理由です。
最後にまとめますと、医療用ウィッグが安価になったのは品質を落としたからではなく、ウィッグメーカーが医療用だけに特化したおかげで少品種大量生産が可能になり製造コストが大幅に削減できたこと。それに販売コストがかからない通販を採りいれたため、ここでも経費が大幅削減できました。
これらによって浮いてきた資金を、商品価格に転嫁したからこそ低価格が実現できたのです。したがって安いからと言って品質に影響することはないのです。